紫色の小さな花がたくさん集まり、しだれて咲き乱れる藤の花。
万葉集にも多くの歌が詠まれており、古くは古事記にも登場しています。
古来より日本人が愛してやまない藤の花が、今見頃を迎えています!
藤の花に関する豆知識をご紹介
藤の花は、ツルがしっかりと巻き付いて育つため、「決して離れない」という花言葉をもつようになりました。
また「歓迎」という花言葉もあります。
しだれて咲き乱れる花が、お辞儀をしてお客さまを出迎える振り袖姿の女性に見えることに由来しているともいわれています。
旅館などの「歓迎」と書かれた看板にも藤の花を多くあしらわれているのはそういう意味もあるのかもしれません。
日本には2種類の藤の花が自生しているそうです。
本州から九州は「ノダフジ」、兵庫県以西の本州・四国から九州にかけては「ヤマフジ」。
ツルの巻き方が時計回りなのがノダフジ、反時計回りなのがヤマフジなのだそうです。
またあまり知られていませんが、藤は食べられるそうなんです!
藤はマメ科の植物。
油との相性がよいので、天ぷらにして食べると衣から紫色が透けて見えて目にも鮮やかです。
おひたしや酢の物にすると爽やかな香りが広がり、また異なる楽しみ方ができるそうです。
藤の開花時期は、4~6月。
5月のゴールデンウィーク頃に見頃を迎えるところも多いので、葉桜になったこれからの時期は、藤の花でお花見もいいかもしれませんね。
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